2022年9月23日、24日「身体の使い方養成講座」和身塾7期(東京講座)の様子
こんにちは、「和身塾7期」講師の青木です。
今回は、東京講座の様子をお届けいたします。
2022年9月【東京】講座の様子
今月のテーマは「脱力」です。
ただ脱力すればいいのかというとそうではありません。
「充実した身体」「気の通っている身体」「繋がっている身体」
など言い方はいろいろありますが、要するにただの脱力は腑抜けた状態。
その状態には何もないんですね。
分かるような分からないような、、頭で考えていても仕方がないので稽古で検証していきます。
背骨を丸めてから一気に脱力して反る練習。
あとで動画を見返すと、自分の思ったの通りに動いていないことがほとんどです、、
肘を抜く稽古
脱力すると相手に力が伝わるという不思議な現象が起きます。
「物理的な法則で身体の使い方が上手になる」という段階もあります。でも、目指しているのは、当たり前を超越した身体の使い方です。
だから、稽古中はできなくてもいい。というよりできないほうがいいくらいです。
基礎コースでは基本的な使い方も練習します。
腕の力は弱いので、力で引っ張っても相手は動きません。
身体原理を駆使すると、、
相手を動かすことができます。
テクニックよりも大事なことは、相手への意識とか相手を感じるということです。早い段階でこの「見えないけどあるもの」を信じられると進化のスピードは加速するかもしれません。
稽古のあとの乾杯!
2日目は山崎さん担当の超越コース。
背骨から力を伝えると・・・
こんなふうに止められないほどの力が伝わってきます。しかも、無理やり転がされてる訳ではなく柔らかいけどしっかりとした強さが伝わるから不思議です。
同じような原理を使ってバットスイングのような形で検証。
やはり、力の伝わり方が強くて止められません。
やってみると分かるのですが、人というのは中々動きません。
人を動かすって大変なんです。
この身体の使い方を野球やゴルフなどの身体を回旋させる動きのあるスポーツにも生かすことができます。
懇親会〜。
「身体を緩めるためにはどの部分を緩めればいいと思う?」
超越コースで山崎さんが教えてくれたのは「脳」という答えでした。
「脳」を緩めるというのをもう少し分解すると、「頭が固い、頑な精神、固定観念」などの思考の癖やこれまでの習慣、世間で言われている常識に囚われないということだと思います。
これらは、自然と身体に緊張が入ってしまうことに繋がります。
柔軟な考え方ができたり、リラックスできていると身体も緩んでいくんですね。
和身塾で目指しているのは、筋肉の収縮を弛緩させるだけではない「脱力」です。
講座生さんにも、潜在能力を発揮させるためにこの「脱力」という視点を府に落としていただき、それぞれの人生に役立ててほしいなと思います。
和身塾とは?
武道の身体原理を用いた「身体の使い方」を養成する講座で、東京、大阪にて開催しています。
身体の使い方を養う講座ではありますが、目指しているのは「自然体」です。
稽古では、検証を繰り返して「自然体」に近づいているというリアル(事実)を探求しています。
たとえば、
稽古では「相手との調和」ができているかどうかを検証します。「相手との調和」とは、相手と自分が一つになっている状態です。
その状態になると、相手を自分ごとのように動かすことができるのです。
お互いの主観的な感覚なのでは?という疑いが出るかもしれません。確かにその懸念はあります。
しかし、僕たちは、達人レベルで体現できなかったとしても、刹那的に「調和している」という瞬間を実感することがあります。
また、大事なことは、検証することによって、限りなく「本当に調和している状態」に近づけていくことです。
「真実を身体で追求していこう!」
こういった姿勢を大事にしているのです。
物理的な身体の動きはもとより、目に見えないものまで、身体を通じて臨場感ある体感から、リアル(事実)を探求していく、これが、和身塾でやっている身体の使い方になります。
「もっと詳しく知りたいな!」と興味を持っていただいた方は、ぜひこちらの記事もご覧になってください。