【2023年8月】身体の使い方養成講座「和身塾」8期の様子
こんにちは、和身塾8期ベーシックコース東京講師の青木正儀です。
2023年8月【東京】講座の様子
初日のベーシックコースでは、遠心性・脱力・動かされる身体を中心にお伝えしました。
まずは、前回の復習から。
ネコエクササイズは、背骨を動かすよくある動作です。
しかし、細かく身体を意識しながら行うことができるので、身体の使い方の上達にはかかせません。
一通り復習したら、相手を全力で受け入れる練習です。
相手がどれくらいの力で押してくるのか?
背骨で感じ、押された分だけ受け入れていきます。
全力で受け入れるとき、自分の持っている潜在能力を持て余していることに気づきます。
あ、まだいけるんだ、、
もっと可能性があるんだ、、
身体を通して”気づき”を得られることがとても貴重です。
続いて、腕の遠心性を稽古。
膝の遠心性&膝を感じる
相手に押されても止まれる膝。
相手が触れている膝を感じたら、
相手に力を伝えてみます。
膝の遠心性や膝を感じれていると、
止めている相手を力づくではなく動かすこともできるのです。
講座後の乾杯!
2日目は和身塾主宰している山崎さん担当のアドバンスコース
下に落とされないように止まっています。
それでも、ガクッと落とされてしまいます。
山崎さん曰く、身体の中心に上から水が流れているような感覚、、とのこと。
しかも、臨場感ある感覚だと言っていました。
両手をつかんでしっかり止まっているのですが、、
気づいたら転がっていました。
普通投げられる時には、相手が投げることが触れられている接点でわかるものです。
しかし、当たりがないというか、触れられている箇所の感覚は変わらないように感じます。
そのまま動かされるので、止めることができないという感覚でした。
生徒さんが技をかけるのを受けると、触れてる箇所の感覚が変わるのがわかるんですね。
そのときに違和感を感じるので、止めることができるのです。
プロレスでよく見る力比べ。
自分の身体の中心に力が伝わってくる感じがします。
力と力で勝負した場合、力の強い方が勝ちます。
しかし、力という土俵にのらずに、感覚を研ぎ澄ます方向で力を伝えると、不思議な現象が起こります。
そのほかにも様々な稽古を行いました。
稽古後の懇親会。
YouTube和身塾チャンネルの企画についても、積極的な意見が飛び交っていました。
面白い動画が今後見られそうです。
毎回稽古で受けをやらせてもらってます。
山崎さんの感覚に直に触れられるというのは、身体を探究している身としてみれば、言わば”ごちそう”です。
何が起きているのか?自分とは何が違うのか?生徒さんとの違いはなんなのか?
こういったことが、論理や思考ではなく感覚で味わうことができるのです。
今回、力まかせに身体を動かすよりも、感覚と研ぎ澄まし繊細に身体を使うことの重要性をあらためて感じました。
やはり、身体の使い方は面白いです。
和身塾とは?
武道の身体原理を用いた「身体の使い方」を養成する講座で、東京、大阪にて開催しています。
身体の使い方を養う講座ではありますが、目指しているのは「自然体」です。
稽古では、検証を繰り返して「自然体」に近づいているというリアル(事実)を探求しています。
たとえば、
稽古では「相手との調和」ができているかどうかを検証します。「相手との調和」とは、相手と自分が一つになっている状態です。
その状態になると、相手を自分ごとのように動かすことができるのです。
お互いの主観的な感覚なのでは?という疑いが出るかもしれません。確かにその懸念はあります。
しかし、僕たちは、達人レベルで体現できなかったとしても、刹那的に「調和している」という瞬間を実感することがあります。
また、大事なことは、検証することによって、限りなく「本当に調和している状態」に近づけていくことです。
「真実を身体で追求していこう!」
こういった姿勢を大事にしているのです。
物理的な身体の動きはもとより、目に見えないものまで、身体を通じて臨場感ある体感から、リアル(事実)を探求していく、これが、和身塾でやっている身体の使い方になります。
「もっと詳しく知りたいな!」と興味を持っていただいた方は、ぜひこちらの記事もご覧になってください。